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サッカーの用語・戦術と技術・ルールの掲載
無観客試合(むかんきゃくしあい)は、サッカーなどにおいてサポーターのトラブルなどを原因として競技連盟が観客を入れて試合をすることを規制する罰則である。

この罰則は主にチームとサポーターに対しての罰則で、チームにとっては試合の入場料を取ることが出来なくなり、サポーターにとっては試合を見ることが出来ない。実質プレーする選手には関係無い罰則ではあるが、観客がいない故に全く歓声が無いのでモチベーションを下げてしまう選手も中には存在する。

ただし観客はスタジアム内に立ち入らなければスタジアムの横で応援することが可能な場合もある。後述の2006 FIFAワールドカップアジア地区予選、日本-北朝鮮戦において無観客試合が適用されたが、日本代表のサポーターがスタジアムの横で選手に対してを声援を送っていた。


■主な事例

▽2006年2月2日にシチリアで行われたセリエAのカターニャvsパレルモ戦で起きた暴動事件を受けて、第23節のうち、安全基準を満たしていないスタジアムでの試合を無観客で行うことになった。

▽2005年6月8日に平壌で開かれる予定であった ワールドカップサッカードイツ大会のアジア最終予選・北朝鮮vs日本の試合が第3国・無観客試合となった。これは3月30日に北朝鮮のホーム(金日成スタジアム)で行った同大会のイランとの試合で、北朝鮮のファンが主審の判定に対してスタンドの椅子やモノを投げ込んだりするフーリガン行為が発生した。
これを重く見たFIFAは、北朝鮮に対して罰金2万スイスフランと、北朝鮮国内での開催権を没収して第3国(中立国)での無観客試合とする制裁を決めた。この後、FIFAは北朝鮮からの異議申し立てがなく無観客試合を行う場合の会場をタイ・バンコクで開くことを決定。なお日本はこの試合でW杯出場を世界で一番早く決めた。

▽UEFAチャンピオンズリーグ 2004-05の準々決勝第2戦(2005年4月)、ミラノ・ジュゼッペ・メアッツァサッカー場で開いたインター・ミラノ(以下・インテル)vsACミラン(ミラノダービーマッチ)の試合で、インテルのサポーターが試合中に発炎筒を炊き、その内の一つがACミランのGKヂーダに直撃。更にそれを止めようとしなかったためこの試合は没収試合扱い(0-3でACミランの勝ち)となった。
この件で、インテルに対してUEFAは30万スイスフランとUEFA主催の欧州クラブ国際試合(CL、UEFA杯を含む)のホームゲームについて、向こう3年間(2006-2007年シーズンまで)の間で条件付き4試合の無観客試合とする制裁を決めた。この期間中に再び同様のトラブルがあった場合は更に2試合の制裁追加(合計6試合)となる。



Wikipediaより出典 - Article - History - License:GFDL
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