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マイアミの奇跡( - きせき)は、1996年アトランタオリンピック・男子サッカー第1次リーグにおいて、日本代表がブラジル代表を1対0で下した試合の日本における通称。


■「マイアミの奇跡」の概要

当時のブラジル代表にはベベット、アウダイール、リバウド、ロベルト・カルロス、ジュニーニョ・パウリスタ、そしてロナウド(当時はロナウジーニョ名義)といったワールドクラスの選手達が名を連ねていた。各メディアの下馬評ではブラジルの圧倒的有利が予想されていただけに、Jリーグ所属の若手選手で構成された日本代表が勝利した事はまさに「奇跡」に等しかった。

ブラジルにとって格下と目されていた日本の、しかも2軍(この時の日本チームは監督・西野朗の意向で「オーバーエイジ」枠を使用しておらず、日本代表の主力メンバーはほとんどいなかった)に敗れたことは番狂わせの最たるものだった。この試合後、ブラジル国内ではテレビ局が特別番組を組み、国内の有識者たちが屈辱的な敗戦の要因を徹底討論した。 また、この試合のブラジルにおける呼称は「マイアミの屈辱」である。

その後2000年のシドニーオリンピックにおいて、両国は再び1次リーグで対戦。ここではブラジルが日本を 1-0 で破り、4年前の借りを返す形となった。


■「マイアミの奇跡」の試合要約

最初のシュートは日本のミッドフィールダー・中田英寿のヘディング。ブラジルの出鼻を挫くものの、その後ブラジルは徐々に本領を発揮。世界最強の攻撃陣が日本のゴールマウスに猛然と襲い掛かり、シュートの雨を降らせた。しかし、日本のゴールキーパー・川口能活が神懸かり的なセービングを連発。ブラジルのシュートのうち数本はゴールポストを直撃するなど、日本には運も味方し、ブラジルはじわじわと追いつめられていった。この試合における川口のプレイは世界レベルのものであり、「奇跡」と呼ぶのは失礼であると言える。

ブラジルの選手たちに疲労の色が見え始めた後半27分、左サイドにいたウイングバック・路木龍次が、ブラジルのディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースを目掛け、山なりのボールを放り込んだ。そのボールを狙って、フォワード・城彰二が逆サイドからゴール前に走り込む。それに気づいたブラジルのディフェンダー・アウダイールが城のチェックに向かったその時、ボールをキャッチしようと飛び出したブラジルGK・ヂーダと激突。ゴールに向かって転がったボールにボランチの伊東輝悦が走り込み、そのままゴールマウスに押し込んだ。この得点は、贔屓目に見ても「事故」であり、日本にとっての奇跡、ブラジルにとっての悲劇としか言いようがない。とはいえ、様々な証言を総合すると、オーバーエイジとして加入したアウダイールとヂーダとの間にボールを入れる事は狙いとして存在していた事、城の再三の動きがアウダイールに意識されていたことは事実であり、「事故」に至る伏線は準備されていたと見ることもできる。

まさかの失点に焦るブラジルはその後も一方的に攻めつづけるものの、川口を中心とした日本のディフェンス陣が凌ぎきった。

最終的にブラジルが放ったシュートは合計28本。対する日本のシュートは、たったの4本だった。


この後、日本は、第2戦でナイジェリアに 0 - 2 で敗れ、最終戦でハンガリーに 3 - 2 で勝利するものの、2勝1敗で3チームが並び得失点差で1次リーグ敗退した。勝ち点6を得ながら一次リーグ敗退という記録は、史上初の出来事だった。なお、この大会でナイジェリアは金メダル、ブラジルは銅メダルを獲得している。

順位  チーム    勝点  勝  分  負  得失差  総得点
 1  ブラジル     6    2   0   1   +2     4
 2  ナイジェリア   6    2   0   1   +2     3
 3  日本       6    2   0   1   +0     4
 4  ハンガリー    0    0   0   3   -4     3


■「マイアミの奇跡」の試合データ

試合日:1996年7月22日(現地時間)

試合会場:マイアミ・オレンジボウルスタジアム

日本 1-0 ブラジル

▽得点
後半27分 伊東輝悦(日本)

▽日本代表
GK #01 川口能活
DF #13 松田直樹
DF #05 田中誠
DF #03 鈴木秀人
MF #17 路木龍次
MF #08 伊東輝悦
MF #06 服部年宏
MF #10 遠藤彰弘 → 後半30分 DF #02 白井博幸
MF #07 前園真聖※キャプテン
MF #14 中田英寿 → 後半37分 DF #12 上村健一
FW #09 城彰二 → 後半41分 FW #16 松原良香

▽控えメンバー
MF #11 森岡茂
MF #04 廣長優志
MF #15 秋葉忠宏
GK #18 下田崇

▽監督 西野朗


▼ブラジル代表
GK #01 ヂーダ
DF #02 ゼ・マリア
DF #03 アウダイール
DF #04 ロナウド
DF #06 ロベルト・カルロス
MF #05 フラビオ・コンセイソン
MF #08 アマラウ → 後半開始 MF #15 ゼ・エリアス
MF #09 ジュニーニョ・パウリスタ
MF #10 リバウド
FW #07 ベベット
FW #11 サビオ → 後半19分 FW #18 ロナウジーニョ

▼控えメンバー
GK #12 ダンルレイ
DF #14 アンドレ・ルイス
MF #13 ナルシーゾ
MF #16 マルセリーニョ・パウリスタ
FW #17 ルイゾン

▼監督 マリオ・ザガロ


Wikipediaより出典 - Article - History - License:GFDL

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